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声帯ポリープ・声帯結節

病気について

声帯ポリープや声帯結節は、声帯に生じる良性の病変で、声の酷使や無理な発声が原因で発生します。声帯ポリープは通常片側に生じることが多く、声帯結節は両側に対称的に生じることが特徴です。

原因と病態

声帯ポリープや結節は、声帯の酷使や不適切な発声(長時間の歌唱、大声での発話、無理な声出し)が続くことで、声帯の粘膜が繰り返し刺激を受ける結果、腫れや厚みを持った病変が形成されることで起こります。声帯ポリープは突発的な大きな声が原因となることが多く、声帯結節は慢性的な声帯の負担により形成されることが多いです。

症状

主な症状は、声のかすれ(嗄声)、声の出しづらさ、声の質の変化です。特に、長時間話したり歌ったりすると症状が悪化する傾向があります。また、結節が大きくなると喉の違和感や異物感を感じる場合もあります。

治療

治療方法としては、声の安静、音声治療(発声訓練)、薬物療法、手術療法があります。

1)声の安静: 可能な限り声を出さないようにし、声帯への刺激を避けることが最も重要です。

2)音声治療(発声訓練): 言語聴覚士による発声訓練を受け、正しい発声方法を身につけることで症状の改善が期待できます。

3)薬物療法: 声帯の炎症を軽減するために抗炎症薬を使用することがあります。

4)手術療法: 声の安静や音声治療でも改善がみられない場合や、病変が大きく日常生活に著しい支障をきたしている場合には、手術(声帯ポリープ切除術や声帯結節切除術)を検討します。当院では手術療法は行っておりませんので、必要に応じて専門施設をご紹介いたします。

予防と対策

日常的に正しい発声法を心がけ、無理な大声や長時間の声の酷使を避けることが重要です。喉を乾燥させないようにこまめな水分補給や加湿器の使用も予防になります。

特記事項

症状が長期にわたり改善しない場合や、声の変化が著しい場合は、早めの耳鼻科受診をおすすめします。特に喫煙者の場合は、喉頭がんなどの悪性疾患との鑑別も重要ですので注意が必要です。

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