良性発作性頭位めまい症(BPPV)
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病気について
耳が原因で起こるめまいのなかで最も頻度の高いもので、寝返りをうったり、寝ていて急に上半身を起こしたり、座っていて急に振り向いたり、棚の上のものを取ろうとして急に上を向いたりした時に、急激に回転性の激しいめまいが起こる病気です。
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原因
内耳の前庭器官(ぜんていきかん)は、頭が地面に対してどのような位置にあるかを感じるための機能をもっています。良性発作性頭位めまいは、前庭器官に異常が生じたために、頭の位置の変化を過敏に感じてしまう結果起こる病気と考えられています。
前庭器官の耳石器(じせきき)の上には、炭酸カルシウムでできている耳石が多数のっていますが、この耳石が本来の位置から外れて、別の種類の前庭器官である半規管のクプラに付着したり、半規管(はんきかん)のなかに遊離したりして、それが頭を動かした際に動いて半規管を刺激するのが原因であるという説が有力になっています。
似たような症状で、「悪性」発作性頭位めまい症があります。これは、小脳というバランスをつかさどっている悩が障害される場合に生じます。所見は酷似するのですが、「良性」とは異なり歩行が困難になる場合がほとんどです。しかし、初診時には見分けがつかないこともあり、経過を追う中で小脳梗塞などが判明する場合があります。そのため、数日は慎重に様子をみることが必要です。
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症状
前述したように、何気なしに頭を動かしたり、朝起きようとして枕から頭を上げたりしたあとなどに、急激な回転性のめまいが起こります。めまいは数十秒のことが多く、長くても数分でおさまります。また、何回か同じ動作を繰り返していると、だんだん軽くなるのが特徴です。吐き気を伴うことがありますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状は起こりません。
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治療
良性といわれるように、一般には比較的早いうちにめまいはなくなります。積極的にめまいが起こりやすい頭の位置をとるといったリハビリテーションをすることが治癒を早めます。安静にしているとなかなかめまいは治りません。
また最近では、頭位変換療法と呼ばれる、遊離した耳石を元にもどす方法が開発され、6~7割で改善すると言われております。しかし、耳石が迷入した半規管の位置がはっきりと判明した場合に限られます。
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特記事項
病名は現時点での診断です。経過観察中に変わることがあります。
